【雑記】データでみる麻雀業界の現状と私自身の「願い」 ~七夕に願いを寄せて~
今後の麻雀業界の発展を祈念して・・・
七夕当日の更新と言うことで今回は雑記的な記事として
「現在の麻雀業界」の俯瞰と「今後の筆者自身の願い」を書きたいと思います。
まず客観的な状況として、下記サイトが分かりやすくまとめてありましたのでそれを参考に書かせて頂きます。
麻雀人口と市場規模 ~レジャー白書2014より | 麻雀フェスタ
若干前の記事ではありますが、昨今の現状が概観できて分かりやすい記事でした。
麻雀人口ってどれぐらいいるの?
下の表を御覧下さい。
◆表1:余暇活動の参加人口の推移 (ハ)娯楽部門
2001 | 2002 | 2003 | 2004 | 2005 | 2006 | 2007 | 2008 | 2009 | 2010 | 2011 | 2012 | 2013 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
麻雀 | 980 | 1060 | 880 | 760 | 760 | 710 | 750 | 740 | 1,350 | 1,240 | 960 | 760 | 650 |
将棋 | 1,030 | 910 | 900 | 840 | 710 | 770 | 660 | 690 | 1,270 | 1,200 | 830 | 850 | 670 |
囲碁 | 450 | 480 | 420 | 450 | 350 | 360 | 240 | 250 | 640 | 610 | 380 | 400 | 280 |
パチンコ | 1,930 | 2,170 | 1,740 | 1,790 | 1,710 | 1,660 | 1,450 | 1,580 | 1,720 | 1,670 | 1260 | 1110 | 970 |
ゲームセンター | 2,160 | 2,450 | 2,400 | 2,460 | 2,270 | 2,260 | 2,200 | 2,270 | 2,900 | 3,000 | 1910 | 1860 | 1540 |
※単位:万人
※2009年より、調査手法を訪問留置法からインターネット調査に移行した。
2009年にどの競技も人口が増えたのは調査方法をインターネット調査に変えたからということみたいですが、
ひとまず2013年の状況を見てみると・・・
【競技人口】
麻雀 650万人
将棋 670万人
囲碁 280万人
パチンコ 970万人
ゲーセン 1500万人
なのでざっくり言うと、
日本人の20人に1人ぐらいが何らかの形で麻雀をやっているということ
になります。
ただ一方で各業界ごとの「売上」については・・・
◆表2:余暇市場の推移 -娯楽分門-
2003 | 2004 | 2005 | 2006 | 2007 | 2008 | 2009 | 2010 | 2011 | 2012 | 2013 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
麻雀 | 1,130 | 960 | 900 | 940 | 1,030 | 960 | 950 | 640 | 560 | 580 | 560 |
パチンコ | 296,340 | 294,860 | 287,490 | 274,550 | 229,800 | 217,160 | 210,650 | 193,800 | 188,960 | 190,660 | 188,180 |
ゲーセン | 5,870 | 5,960 | 6,260 | 6,580 | 6,780 | 5,950 | 5,150 | 4,760 | 4,660 | 4,600 | 4,430 |
ゲーム | 4,460 | 4,360 | 4,970 | 6,800 | 7,110 | 6,580 | 5,620 | 5,320 | 5,020 | 4,870 | 4,430 |
※単位:億円
※一番右は前年度との比較
※正確な表記は上から「麻雀ゲーム料」、「パチンコ(貸玉料)」、「ゲームセンター・ゲームコーナー」、「テレビゲーム・ゲームソフト」
※市場規模の推計値であり、各種資料や独自調査に基づいて推計している。
出典:「レジャー白書2014」
2009年から調査手法を訪問留置法からインターネット調査に移行した影響で、1350万人まで増えた麻雀の人口ですが、最新の数字では650万人となっています。
2011年から他の娯楽も軒並み減少していますが、東日本大震災の影響なのでしょうか?
それとも、スマートフォンの普及により、ソーシャルゲームに流れてしまったのでしょうか?
ざっくり概観でいくと・・・
麻雀 560億円
パチンコ 19兆円!?
ゲーセン 4400億
テレビゲーム 4400億円
パチンコはんぱねぇな、
というのはさておき、表から見えてくるのは、
麻雀店の売り上げが2003年~2013年で約半分になってしまっているということ
麻雀市場が10年間で半減しました
悲しい限りです。
一方で雀荘の店舗数のデータを見てみると、
2013年で全国に約10000店舗あることになっていますが、
これは廃業届を出していないところも相当数あるため、
実際には「5000~6000店舗」ほどと言われています。
こちらも衰退と言っていいと思いますね。約5年ほどで3割は減っているわけですから。
で、業界的によく言われている分析なのですが、
麻雀人口はそんなに減っていないのに、雀荘に来る人が大幅に減っている。
これは、携帯ゲームやインターネット麻雀の普及が原因である。
これは確かにいえると思いますね。
確かに業界的にはまだまだ雀荘は「敷居の高い場所」
になってしまっている。
なので私は気軽に雀荘にいけるようにということで以前記事を書きました。
so-miitoappu.hatenablog.jp結構みなさん見ていただけてうれしかったです。
やはりこれからは何らかの形で雀荘にお客さんを呼び戻さなければならない、退職者が増え、60歳以上の人口が増えている現状私はこれは「好機」と見ます。
何らかの手を打っていかなければならないですね。
そして、私個人のの願望、野望としては・・・
麻雀のイメージを変えたい
麻雀イコール「知的でおしゃれ」のイメージを定着させたい。
そう思っております。
そして皆さんができれば携帯アプリだけでなくて、
実際に卓を囲んで牌をさわってほしい
あの雰囲気というか手触りや本当の麻雀の醍醐味はリアルでしか味わえないものなのです。本当に。
そして、
麻雀はひとつの「居場所」を提供してくれる
麻雀はひとつの「成長する」場となってくれる
麻雀はひとつの「人生とは」に対する答えを教えてくれる
私はそう思っています。
七夕のこの日に、
麻雀界のさらなる発展を、
そして皆様の健康とご多幸を祈念いたします。
2017年も早くも半分が過ぎました。
少しでも皆様の笑顔が増えますように。
少しでも皆様の苦しみが少なくなりますように。
日々の暮らしに満腔の謝意を捧げます。
メメントモリ。
自戒を込めて・・・
おしまい。